English titles for anime
諸事情あれど日本で暮らしている外国人講師のみなさんの中にはやはりというか「日本のアニメが好き」という方が一定数居ます。
辞めたり母国に帰ってしまったりで入れ替わりは結構あるんですが、常に誰かしらアニメの話ができる先生が居る。
そんな会話のなかでおもしろいのは英語タイトル。
「まんまじゃん!」ってものから「全然違う!」ってものまで、検索するとたくさん出てきておもしろいですよ。
最近は配信で海外在住の方もすぐに視聴できるし最初から海外展開を踏まえてか、タイトルロゴの中に英語タイトルを入れている作品が増えた気がします。
実は日本に長く住んでる先生の中でも日本語ビギナーの方が多いので「日本アニメは好きだけど英語字幕がないと観れない」という先生が多いのです。
日本在住の日本人はサブスクで不便がないけど日本在住の海外の人にはそうじゃないんですね〜。
『鬼滅の刃 無限列車編』映画公開時はみなさん「Damon Slayer観たい!!」と言ってました。
けど『さよならの朝に約束の花をかざろう』が好きだと言ってたD先生はひらがなで日本語タイトルを書いて見せてくれました。
長いのにすごい!
ロンドンに帰ってしまったL先生はロンドン・コミコンにコスプレして参加してたぐらいのガチオタクでした。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』劇場版公開時に
「Have you seen it yet?」って聞かれたけどテレビ版観た事ないって言ったら真顔で
「Why not???」って言われたので観ましたよ。
D先生もL先生も今はいなくて、現在話せるのは多分50代ぐらいのアメリカ出身のP先生。
どんなジャンルの作品も観ていてびっくりするけど一番好きなのは学園ものらしい。
そういえば以前ラジオで聴いた中国人のオタク女性の話がめちゃくちゃおもしろくて、彼女も日本アニメで学園ものが一番興味あると言ってました。
例えば中国では校舎内で上履きを履く習慣がないので「あの学校に入ってすぐにある靴を入れる棚は何なんですか??」って言ってて。
確かに学園ものだと下駄箱で挨拶したりするシーン絶対ある!
あと学園祭もないから「あの予算はどこから出るんですか?」って聞いてたり。
考えてみれば我々にとってもアメリカのハイスクールものに出てくる「廊下にズラーっと並んでるロッカー」とか「プロム」とか未知だし、学園ものは文化の違いが一番よくわかるジャンルなのかも。