シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア (TV series)

何百年も生き続けながら今はニューヨーク・スタテンアイランドの洋館でシェアリングしているヴァンパイア達と、彼らに使える人間ギレルモの日々をモキュメンタリー(ドキュメンタリーを模した映像作品)で綴るコメディ。

Disney +で見つけたこのタイトル、2014年にも同タイトルの映画がありましたがそれのスピンオフ的なドラマシリーズで、映画版で監督だったタイカ・ワイティティも脚本で参加してます。
タイカ・ワイティティといえば『マイティ・ソー』3作目と最新作を監督していたり、出演した『フリー・ガイ』はディズニー配給で公開されたりでなんやかやディズニーの人みたいになってるからその流れでのDisney +配信なのかな?
なんにしてもめちゃくちゃおもしろく、わたしは2周観たぐらいなので是非シーズン3も配信してほしい!
(現在はシーズン2まで)

何がおかしいって「ヴァンパイアの日常」という、最初っから本当な訳ないだろって素材をドキュメンタリーふうに撮ってるのが最大の笑いのツボ。
カメラが回っている状態で人間の血を吸って殺すのが全然恐ろしくなく異様にゆるい。
宙に浮いたり壁をよじ登ったりもするけどその特撮もゆるい。
おふざけであること前提で、突っ込まれ待ちなの?ってぐらいとにかくゆるいんだけど、ときどき挿入される昔の絵画(ヴァンパイヤたちが描かれてる)や館の内装、1話の中だけで着替える回もあるゴシックな衣装…なんかが妙に高級感ある事もあって不思議と間が持つんですよね。
淡々とゆるく進む一方で、ヴァンパイアにしてもらえる日を夢見るギレルモにとんでもない秘密が発覚し、それがバレないようにドラマが進行する…というハラハラする要素も。

たまに出てくる豪華ゲストたちを見つけるのも楽しみの1つ。
シーズン1エピソード7ではヴァンパイア評議会のメンバーとして、過去にヴァンパイアものの映画やドラマに出たことのある俳優が多数出演していて、ヴァンパイアものってこんなに多く作られてるんだな〜と改めてびっくりします。
MCUにもとうとう『ブレイド』のリブート版でヴァンパイアジャンルが参入してくるし!
イラストには描けなかったけど1話から早々にビーニー・フェルドスタインがヴァンパイア達の餌食となるし、シーズン2にはマーク・ハミルも1話だけ出ます。
ちなみにハミルが出る回はヴァンパイアのラズロがジーンズを履いて爪楊枝を咥えるだけ、という「人間の変装」が最高に「んなアホな」って感じで爆笑。

各話30分ぐらいなので気楽に観られます。
Disney +に加入していてコメディー好きならおすすめです!

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