ソーイング・ビー

BBC制作の『ソーイング・ビー』をAmazon Primeで配信中のシーズン4まで観ました。
海外にはいろんなリアリティーショー番組がありますが、これはタイトルの通り「裁縫」のコンペ番組!
日本ではNHKでも放送されて話題になっていたらしいのですがわたしは全く知らずにいました。
イギリスでは2013年からシーズン1が放送開始され、2021年の現在までシーズン7が制作されているそう。

「裁縫」って聞くととてもゆったりと制作するイメージがあってコンペとかリアリティーショーとかそんな闘志むき出しのコンテンツとは別世界じゃない?と思ったんですが見てびっくり。
指示通りの作品を制限時間内で制作する様子はめちゃくちゃ手に汗握りました!

服ってときどき「値段高すぎん…?」なんて思ってしまいますがこれを見ると服ってなんて作るのが難しいんだろう!!と思って反省しました。
丁寧な作業が要求されるし専門的な技術と知識も要る。
そもそも平面の布を立体である人間の身体に沿わせて、動いても大丈夫なように、更に着脱可能に仕上げるなんて…!

と同時に、出場者全員裁縫大好き!服で自分を表現するの大好き!って方々なので作業の様子は楽しいしご本人たちの服装もほんとに素敵。
更に驚きというか感動的なのは、全員勝ちたい気持ちめちゃくちゃあるのに他の人がつまづいていたら絶対助けるんです!
1つのコンペが終了するとみんなでお茶。
番組が進むにつれ脱落者が出て人数がどんどん少なくなっていくのは寂しいんですが、毎シーズン最終戦では脱落した出場者たちがみんな作業部屋に戻ってきて優勝者が決まるとみんなでパーティ。
同じ趣味を持った人たちが出会って称え合うんですよ〜〜感動。
みんな放送終了後も集まっていっしょに裁縫していてほしい〜と願わずにいられません。

そんなシーズン4までの中で、わたしの一番のお気に入り出場者はシーズン3に出ていたローナさん。
元CAという事もあって背が高くて姿勢が良くて、髪も化粧ももちろん服装もいつもめちゃくちゃいけてる。
60代後半の、こんな素敵な女性を見ると「私も絶対年取っても好きな服着て化粧するぞー!」って思いますね。

そんな憧れのローナさんですが、番組出演翌年の2016年に病気で亡くなっていた事がシーズン4初回の最後に知らされました。
シーズン1から一気に観ていたので、ついさっきまで元気に裁縫してたのに…という気持ちでショックでした。
シーズン3終了後、クルーズ船旅行で着るドレスを作る予定だったはずですが行けたんだろうか…?
けど番組内のローナさんは永遠。
彼女の作る服、チョイスする布の模様、色の組み合わせ…すべてが大好きでした。

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